Bé-A Journal

Bé-Aと私たち|Vol.5 デザイナー

100人いれば100通りの生理がある

「Bé-A〈ベア〉と私たち」

 
一人ひとりの体やライフスタイルが違うように、「生理」も人それぞれ。
「Bé-A〈ベア〉と私たち」では、社会で活躍する女性たちに、生理との向き合い方をインタビューします。
 
これまで見えなかった、自分以外の生理への理解が深まることは、互いに思いやる優しい社会への一歩につながるでしょう。
自分の生理と向き合うヒントにもなるはず。
 
100人いれば100通りの生理を知って、
誰もが自由や望みを失わず、思いやりをもって豊かに生きていくために。
 
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「Bé-A〈ベア〉と私たち」第五回目は、デザイナーとして勤務されているM.K.さんにBe-A Japan代表 髙橋がインタビュアーとなってお話を伺いました。
私たちBe-A Japanとともに、アクションを起こしてくれる仲間である、Bé-A Circle(ベア サークル)会員であるM.K.さん。台湾で生まれ育ち、アメリカの大学を卒業した後、日本でデザイナーとしてご活躍されています。

デザイナーという仕事は座りっぱなし
集中していて交換のタイミングを逃すことも

髙橋:この度はインタビューをお受けくださりありがとうございます!
早速ですが、生理のお困り事があれば教えて欲しいです。デザイナーさんは職業柄、集中して業務に向き合うイメージがありますが、いかがですか?
 
M.K.:デスクワークなので座りっぱなしになることは多いかもしれないです。以前はずっとナプキンや月経カップを使っていて、よく漏れていたんです。月経カップっていっぱいになっているかどうかが見えないので、いつの間にか溜まっていて漏れちゃうんですよね。
 
髙橋:月経カップの扱いはなかなか難しいですよね。私も使ってみたことがあるのですが、入れるのも抜くのも大変すぎて、諦めた経験があります。ナプキンはどのようなタイプを使うことが多いですか?
 
M.K.:家にいるときはトイレが近いのですぐ交換できますけど、外出時はすぐ行けるかわからないという心配があります。だから2日目は多い日用を使っていましたね。ただ、これならきっと大丈夫だろうと思っていても、漏れることはありました。
 
髙橋:きちんと用意していたのに、本当に悲しくなりますよね。
 
M.K.:今、オムツタイプのものがあるじゃないですか、あれが一番いいかなとも思ったんですが、大きいのってやっぱりモゾモゾしちゃうんですよね。それに高額だし、毎回しているのが勿体ないなと感じてしまって。
かといって、疲れている時に、毎回月経カップを使って洗ってという作業がまた面倒で。何が一番いいのか見定められずにしばらく過ごしていました。
 
髙橋:月経カップを洗う時、血だらけになりますしね。
 
M.K.:そうなんですよ、外であまり安易に変えたりできないですよね。

職場は男性が8割
長時間の残業ではニオイも気になります

髙橋:職場の男女比はどのような感じですか?
 
M.K.:オフィスに20〜30人くらいいますが、そのうち男性が8割です。トイレは男女で別々ですが、夏場など、生理と汗のニオイが混じったりするとやっぱり気になりますね。
 
髙橋:男性が多い職場では生理中に気を遣いますよね。お仕事は残業もありますか?
 
M.K.:日にもよりますが、遅いと22時、23時ということもありますね。
 
髙橋:それだけ長時間になると、生理中は大変さが増しますね。オフィスでは、トイレに行きづらいということはあるのでしょうか。
 
M.K.:トイレに行きづらいということはないのですが、交換のタイミングを逃して漏れてしまうということはありました。
 
髙橋:それは辛いですね。デザインのお仕事だと、集中してトイレのタイミングに気付かない、もしくは手を動かしているこの瞬間、席を離れたくない! というお気持ちにもなりそうですね。
 
M.K.:そうなんです。座ってて、気づいたら漏れていて。あと、ナプキンが満タンになると気持ち悪いというか、お尻にくっつく感覚があまり好きではないかもしれません。
 
髙橋:生理の量が多いかも…と感じたことはありますか?
 
M.K.:あります。レバー状の塊も出るし生理痛もひどくて、特に2日目は動きたくないくらいなのでよく産婦人科に行くんですけど、子宮内膜症も筋腫もなく、特に問題ないって言われるんです。もともと薬に対して抵抗があったことと、“必ず毎日飲まなきゃいけない”というのができなさそうでピルも飲んだことがありません。
 
髙橋:忘れずに飲み続けるのって確かに難しいですよね。何も問題がないとなると、生理痛と量を毎月気にしながら過ごさなければならないから、本当に大変!

Bé-Aの活動が
世の中へ広まってくれたら嬉しい

髙橋:M.K.さんがBé-A〈ベア〉を知ったきっかけやBé-A Circle(ベア サークル)に入られた理由をお聞かせいただけますか?
 
M.K.:きっかけをくれたのは姉だったんですよ。姉は元々エコ活動を心掛けている人なんです。海外の吸水ショーツは知っていましたが、日本ではあまりなくて。Bé-A〈ベア〉を見つけた時は2人で喜びました! 日本の会社ということもあって、サポートしようと姉と決めたんです。
サークルへは、Bé-A〈ベア〉の素晴らしい活動が世の中へもっと広まると私も嬉しい、という想いで入りました。
 
髙橋:ありがとうございます。そのようなお声をいただくと、本当に嬉しいです。では最後に、吸水ショーツをまだ試したことがない方に、一言あればいただきたいです!
 
M.K.:Bé-A〈ベア〉の吸水ショーツを初めて使った時はこんな素敵な製品があるんだと、本当に感動しました!毎月気にしていたものを不安に思わず過ごせるのが本当に嬉しいですし、生活がしやすくなりました。
ショーツを買う初期費用はかかるかもしれないですけど、交換品がないので部屋もすっきりした感じです。

思い切って一枚だけでもチャレンジしてみるのはどうでしょうか。幸いにも私は遭遇したことはありませんが、災害が起きる可能性はありますし、それは身近に起きるかも。被災してしまったら、簡単に買い物に行くことも商品を買うこともできません。そういう意味でも、吸水ショーツは安心できるアイテムだと思います。
 
髙橋:お忙しい中、貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。
私たちの毎日を彩るさまざまなデザインを生み出してくださるデザイナーの皆さまが、安心して作業に集中できますように、Bé-A〈ベア〉をお役立ていただけましたら大変嬉しいです。