Bé-A Journal

Bé-Aと私たち|Vol.6 商品開発

100人いれば100通りの生理がある

「Bé-A〈ベア〉と私たち」

 
一人ひとりの体やライフスタイルが違うように、「生理」も人それぞれ。
「Bé-A〈ベア〉と私たち」では、社会で活躍する女性たちに、生理との向き合い方をインタビューします。
 
これまで見えなかった、自分以外の生理への理解が深まることは、互いに思いやる優しい社会への一歩につながるでしょう。
自分の生理と向き合うヒントにもなるはず。
 
100人いれば100通りの生理を知って、
誰もが自由や望みを失わず、思いやりをもって豊かに生きていくために。
 
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「Bé-A〈ベア〉と私たち」第6回目は、日用品メーカーの商品開発に携わるM.T.さんにBe-A Japan代表 髙橋がインタビュアーとなってお話を伺いました。

社会人になりたての長時間の会議で
椅子が血だらけになったことは忘れられない

髙橋:この度はインタビューをお受けくださりありがとうございます!早速ですが、M.T.さんのことを教えていただけますか?
 
M.T.:日用品メーカーの商品開発担当として働いています。私自身は32歳で、上の子が3歳半、下の子が生後4ヶ月で現在育休中です。
 
髙橋:ご出産前は、毎日ご出社されていたんですか?
 
M.T.:コロナでフルリモート勤務になりました。朝は夫の担当なので、子どもを保育園に連れて行ってもらって、9時から勤務開始。お迎えは私が担当なので、17時過ぎまでデスクワークをして保育園に向かう感じです。月に2、3回得意先に行く時くらいの外出でした。
 
髙橋:生理の時はリモート勤務、助かりますよね。普段の生理は、量や周期はどうですか?
 
M.T.:周期は結構安定している方ですが、量はめちゃくちゃ多いです。ズボンに漏れたり、布団に漏れたりが日常茶飯事。学生時代はブルマを二重穿きとかしていました。リモートだと、会議の合間に、さっとトイレに行けるので安心です。
かなり前の話ですが、会議が多い職場なので、「ちょっとトイレ行ってきます」とは言えなくて、漏れちゃって、会議室の椅子が血だらけになったことがあります。
 
髙橋:わぁ、私も同じような経験があります。会議で漏れたのは、いつごろのことですか?
 
M.T.:社会人1年目か2年目の時だったかな。立ちあがった時に、ハッと気がついて、とりあえずまた座りました。得意先を送り出した後、先輩に気づかれないように最後まで会議室に残って。拭いたけど完全には落ちなくて、すごく焦りました。黒色のズボンだったから良かったけど、座れないし最悪でした。今でも思い出します。
 
髙橋:生理の失敗はトラウマになるというか、ショックも大きくて、何年経っても忘れられないですよね。その時は何時間くらい座っていたんですか?
 
M.T.:2時間以上だったと思います。その時は、重要な取引先様と営業と開発チームみたいな感じで、10人以上の会議でした。当時は、営業の下っ端で、会議室のセッティングも担当していたので、最後まで残れたのが不幸中の幸い。登壇者側だったら片付けも任せないといけないと思うので、もっと焦っていたと思いますね。
 
髙橋:そうですよね。営業は、外回りもされていたんですか?
 
M.T.:社用車を運転して営業先へ行っていました。ドラッグストアを回ることが多いんですが、自分の会社の商品を置いていただいているお店でトイレを借りるわけにもいかなくて。トイレのために自分の担当じゃない店舗にわざわざ行くとか。
 
髙橋:それは大変。量が多いとナプキンを交換する回数も多いですものね。車の移動の場合、シートを汚したらって…気になりますよね。
 
M.T.:そうなんです。一人で1日じゅう何店舗か回る感じですが、生理中でもトイレに行くタイミングも掴めず、お昼にやっと1回だけ替えるということもよくありました。あと、穿くのは絶対黒のズボンって決めていましたね。座席にバスタオル敷いたりして…。ほんとに生理との戦いでした。

漏れるのは日常茶飯事。
こういうものかな?と思っていました

髙橋:人より量が多いかも?!と思ったのはいつ頃ですか?
 
M.T.:大学生くらいの時かな。友達と生理の話をしていた時、私、昼でも夜用のナプキンを使っていて、それでも漏れていたんです。その話をしたら、「多いんだね!」って言われて。その時初めて、私多いのか!って気がつきました。
 
髙橋:自分の量が多いのか少ないのか、わかっている人は多くないかもしれません。他人と比べられないですしね。
 
M.T.:中学生頃から夜用ナプキンを昼間に使っていましたが、それでも特に多いとは思ってなかったんですよね。中学では、ソフトボール部で、高校はソフトテニス部だったんですが、ユニフォームが両方とも白でした。それも半ズボンの白!
 
髙橋:白色ですか!ピタッとしてるタイプでしょうか。漏れるのが怖いですよね?
 
M.T.:そうですね。ソフトボールの時は、黒のスパッツを穿いて、その上に半ズボン。半ズボンといってもショートパンツみたいな丈で。
試合が終わった後に、漏れているのに気がついて、急いで家に帰ったりしていました。
 
髙橋:白熱している試合中はトイレに行きづらいですよね。Bé-A〈ベア〉にも、スポーツシーンでのお子さまの悩みやエピソードは多く寄せられます。自分で気がつかない漏れを指摘されたりというのも。
 
M.T.:そうなんですよ、着替えを借りたこともあります。
 
髙橋:日中に夜用のナプキンを使うと、何時間くらい持ちますか?
 
M.T.:4、5時間くらいですかね。トイレの間隔が長いほうで、トイレの時に替えようと思っていたら、気づくと漏れてる…みたいなことが多いです。
 
髙橋:ナプキン以外の生理用品も使われていましたか?
 
M.T.:タンポンは、海に行った時に、1度挑戦したことがあります。中に入れるのに抵抗を感じて、それ以来は使っていません。昼は夜用ナプキン、夜はおむつタイプのナプキンを使っていました。日中におむつを穿いていた時があるんですけど、もう最悪。蒸れすぎちゃって。
 
髙橋:ご苦労されたんですね。過多月経を疑って病院に行かれたことはありますか?
 
M.T.:こういうものなのかなって思っていたので、とくに母親に相談をすることも病院へ行ったこともないですね。ピルも、1度飲んだ時に気持ち悪くなっちゃって、体質に合わないんだなと思って。ピルを飲む選択肢もなかったです。
 
髙橋:私もホルモン剤の影響で気持ち悪くなったことがあります。最初が辛いと、もう無理!って思ってしまいますよね。

みんなにBé-Aを配りたいくらい!
私にはなくてはならないもの

髙橋:産後4ヶ月ということですが、生理は再開されました?
 
M.T.:産後1ヶ月で来ました。一人目のときは、産後2ヶ月で再開して、それでも早めだと思っていたんですが、まさか1ヶ月で来るとは!びっくりしました。でも、その後は2ヶ月空いて、また来るみたいな、周期が安定していなくて、厄介です。
 
髙橋:周期が安定していないのは困りますね。妊娠中はBé-A〈ベア〉を穿かれていましたか?
 
M.T.:お腹が大きくなってからはあまり穿いていないですね。今思えば、穿けばよかったと思うんですけど。その時の発想になくて。妊娠中は尿漏れパッドをつけていました。でも、産後はBé-A〈ベア〉を穿いていました。帝王切開だったので、普通のショーツだとちょうどゴムがあたってしまって。
 
髙橋:帝王切開の産後は辛いですよね。私も帝王切開でしたが、アメリカで出産したから退院が早くて。でも全く動けなくて、夫と母に身の回りのことを全てやってもらっていました。
 
M.T.:私も痛すぎて3日くらい立てなかったです。いざ立ちあがったら、立ちくらみもあって。
 
髙橋:それで悪露も出て、尿もれもしてね…
 
M.T.:本当に辛かったです。産後の帝王切開の痛みは結構長く続きました。Bé-A〈ベア〉はお腹まですっぽりあるし、あたたかいのがよくって。尿もれしてもまあいっかって穿き替えないんですけど、普通のショーツの時は、やっぱりズボンまで漏れたりして、全部着替えていました。それにBé-A〈ベア〉だったら、ニオイもいけるだろうと。
 
髙橋:M.T.さんがBé-A〈ベア〉を知ったきっかけをお聞かせいただけますか?
 
M.T.:友人がSNSで「Bé-A〈ベア〉快適だわ」って呟いてて。Bé-A〈ベア〉ってなに?ってそこから調べて、買ったと思います。それからはずっと使っています。今ではもうなくてはならないです。お金があったら友人たちに配りたいくらいです(笑)。
 
髙橋:ありがとうございます。私も365日穿いています。
 
M.T.:姉にも勧めてるんですけど、初期費用が高いじゃないですか。何枚買うのかとか、自分に合うのかとか、好みもわからないから、次はBé-A〈ベア〉のギフトカードをプレゼントしようかなって思ってます。私、とにかく量が多いけど大丈夫なので、安心して穿いてほしいです!
 
髙橋:皆さまになんとかしてこの快適さを実感していただきたいと思っています。お忙しい中、貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。
量の多さで、不便な思いをしたり、行動に制限がかかったり、恥ずかしい思いをしたり…人と比べることができないからこそ、自分一人で抱え込みがちなサニタリー問題ですが、日々のストレスや不自由さを少しでも軽減するために、Bé-A〈ベア〉をお役立ていただけましたら嬉しいです。