“あたりまえ”の選択が、地球に優しい未来をつくる――世界環境デーに考える生理とサステナビリティ
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「プラスチック汚染」と聞いて、何を思い浮かべますか?
海に浮かぶ大量のペットボトルや、自然に還らないレジ袋…かもしれません。
でも実は、これは私たちが毎月経験している“生理”にも、深く関わるテーマ。
2025年6月5日の「世界環境デー」のテーマは「プラスチック汚染をなくそう」。
この日をきっかけに、自分の暮らしの中にある“見えにくいプラスチック”について、少しだけ立ち止まって考えてみませんか?
“生理”とごみの関係
私たちが普段使っている使い捨ての生理用品。
こうした使い捨て生理用ナプキンやタンポンは、プラスチック製品だということを知っていますか?
例えば、使い捨ての生理用ナプキンを1日5枚使用すると考えましょう。1度の生理期間(5日間として)で25枚を使用することに。
さらに、女性が初潮を迎えてから、 閉経するまでの期間は平均40年間。回数にすると、実に480回。つまり、生涯で約12,000枚もの生理用ナプキンを使用することになります。
1枚のナプキンに含まれるプラスチックの量は、レジ袋ほぼ4つ分に相当する(*)といわれています。
つまり、12,000×4=48,000──レジ袋48,000枚分もの量を一人が排出している計算に。
実は、海へ捨てられるプラスチックの第5位が「生理用品」。
多くの生理用品はリサイクルされることなく捨てられ、一部は海に投棄されるという事実があります。
これは決して小さな問題ではありません。

ごみを減らす、“選べる”時代に
こうした背景を受けて、最近では「使い捨て以外の選択肢」も少しずつ広がっています。
例えば、布ナプキン、月経カップ、吸水ショーツ──どれも一度きりで捨てずに、何度も使えるという特徴があります。
繰り返し使えることで、ごみの削減につながる選択肢として注目されています。
もちろん、それぞれにメリット・デメリットがあります。
使い捨ては便利で手軽な一方、環境への配慮を考えるなら、他の選択肢にも目を向けたいところ。
一方で、洗濯の手間やコスト面から、続けづらいと感じる方もいるでしょう。
快適さ、手間、コスト、ライフスタイル──どれも大切な要素です。
でも大切なのは、環境のために無理をすることではなく、
「自分に合った、無理なく続けられる選択肢」を見つけることです。

Bé-A〈ベア〉が目指す、“わたしにも、地球にもやさしい”未来
Bé-A〈ベア〉は、繰り返し使える吸水ショーツを通じて、女性の悩みに寄り添いながら、ごみを減らす選択肢を提案しています。
洗って使える設計により、使い捨てごみの削減に貢献できるだけでなく、
衛生面や快適さにも配慮し、毎日の暮らしの中に自然に取り入れられ、安心して長く使えるよう工夫を重ねています。
月々の体調によって、自分の可能性を狭めたり、夢をあきらめることなく、
自由で豊かな人生に向き合えるように。
そして、心地よさと同時に、地球も美しくなるような選択を後押しできるように。
それが、私たちの願いです。

一枚のナプキンが、未来を変えるかもしれない
1人が1枚、使い捨てを減らすだけでは、大きな変化はすぐには生まれないかもしれません。
けれど、その選択が1万人、10万人に広がれば、社会や地球にとって確かな変化になります。
“当たり前”に使ってきたものを、少しだけ見直してみる。
それは、環境問題に対する特別な活動ではなく、日々の選択の中でできる小さなアクションです。
今年の世界環境デー、あなたも「自分にできること」を見つけてみませんか?
未来を変えるヒントは、あなたの毎日にきっとあります。
* アイルランドの環境保護主義者のソフィー・へルヤー、出典:
https://forbesjapan.com/articles/detail/26242/page1