Bé-A Journal

生理を考えると、「考えなくていい」にたどり着く

「今、替えたほうがいいかな?」
「これで足りるかな?」
「服はこれで大丈夫かな?」
 
生理の日には、たくさん考えることがあります。
痛みや不快感だけではなく、こういった「判断し続けている」状態が、実は負担を生んでいます。
 
こうした判断のひとつひとつは些細なもの。
けれど、生理の日にはそれが一日中、何度も繰り返されます。
気づかないうちに思考は分断され、集中力や余白が削られていく。
「特別なことは何もしていないのに、なぜか疲れる」
その理由は、ここにあるのかもしれません。

生理は「不調」だけではなく「判断が増える」こと

判断には、エネルギーが必要です。
正解を探し、失敗しないように先回りし、最悪の事態を避ける。
生理の日は、この“失敗しないための判断”が、常に背景にあります。
だからこそ、生理は「不調な日」というよりも、
判断が増える状態と表すほうが近いのかもしれません。
 
さらに、生理の日は常に“備えている”感覚とともにあります。
バッグの中身を確認し、スケジュールを微調整し、
もしもの場面を頭のどこかで想定し続ける。
安心していないわけではないのに、気が休まらない。
そんな感覚を、毎月のように私たちは抱いているのです。

「不安」を消すより、「判断」を消す

ここで視点を変えてみましょう。
生理の日を、どう乗り切るか。
どう前向きに過ごすか。
そう考える代わりに、
何を考えなくて済むようにするか、を考えてみるのです。
不安を消そうとするより、判断の回数そのものを減らす。
それは、現実的で、持続可能な選択です。
 
そのためには、気合いも我慢もいりません。
“備えなくても大丈夫な状態”をあらかじめ整えておけばいいのです。
日常の中に、安心を組み込んでおくという発想です。

「考えなくてもいい」という、静かな選択

今使っている生理用品にも、さまざまな選択肢があります。
その中から自分にとって「考えなくてもいい」選択肢を見つける。
 
たとえば吸水ショーツという存在は、快適さや新しさだけの話ではありません。
替えるタイミングを気にしなくていい。
漏れやズレを何度も確認しなくていい。
生理であることを、行動の前提条件に置かなくていい。
 
判断がひとつ減るだけで、思考は驚くほど静かになります。
いくつも重なっていた「念のため」が消え、本来向けたかったことに、意識が戻る。
 
生理を考えなくていい状態は、無理に手に入れるものではありません。
信頼できる選択肢があることで、自然と訪れるものです。
 
生理についてきちんと考える。
その先で、「考えなくていい」にたどり着く。
 
それは、自分の思考と時間を守るための、ひとつの、静かな選択なのかもしれません。