
もうすぐ夏休み。
林間学校や、合宿など、宿泊行事も増えてくるころ。
ある程度の高学年になると、こうした宿泊行事の持ち物の中に必ず入ってくるのが、生理用品です。
「急に始まることもあるので、始まっていなくても必ず持たせてください」なんて注意書きを目にして、子どもの成長に改めて気づかされることもあるでしょう。
学校の授業では、生理やからだの変化について知る機会があります。
それでも、初めて迎える日の不安や戸惑いは、授業だけでは埋められないものかもしれません。
自分たちの頃を振り返ってみると、どうでしょう?
ナプキンをそっと隠しながら持ち歩く気持ち、漏れてしまった時の焦り──そんな過去の記憶が心に残っている方も多いかもしれません。
いざ「その日」を迎えた時に、子どもたちがポジティブな気持ちで向き合えるように。
そのためには、始まってから慌てて準備をするのではなく、まだ余裕のある今、一緒に知って、一緒に選ぶ時間を持つこと。
上手に説明できなくても大丈夫。
親子で話してみた記憶が、“はじめて”を迎えるときの小さな安心につながっていくはずです。

一緒に知っていく姿勢が、未来を変える
子どもの成長には個人差がありますが、思春期は小学高学年頃から少しずつ始まります。
日本人女性の初潮の平均年齢は、12歳前後といわれています。
小学5年生(11歳)で迎える子もめずらしくありません。
私たちの過去を振り返った時、
「突然始まって驚いた」
「なんとなく恥ずかしくて聞けなかった」
「よく分からないまま過ごしていた」
そんな体験をした方も多いのではないでしょうか。
けれど今は情報もアイテムも増え、親子で話しやすい環境が少しずつ整ってきています。
だからこそ、自分が経験した不安を、そのまま子どもに引き継ぐ必要はありません。
正しく説明しようと力を入れなくても、「一緒に考えてみよう」という姿勢があれば十分。
親がすべてを教えるのではなく、一緒に知っていく。ともに学ぶその姿勢が、ここから先の小さな相談につながっていくのかもしれません。

選択肢が増えた、ということ
以前は、生理用品といえばナプキンが一般的でした。
今はそれに加えて、タンポンや吸水ショーツ、月経カップなど、さまざまな選択肢があります。
それぞれに特徴があり、使う人の年齢やライフスタイル、好みに合わせて選べるようになりました。
さまざまな選択肢が増えた今も、
「ナプキンをこっそり持ち歩くのが緊張する」
「交換する時の音が恥ずかしい」
——そんな声は、まだ多く聞かれます。
大切なのは、「これが正解」と決めることではなく、自分に合うものを見つけられること。
たとえば吸水ショーツ。
下着と同じような感覚で身につけられるアイテムとして選ばれることもあります。
Bé-A〈ベア〉の吸水ショーツも、その選択肢のひとつ。
生理が来ていない時から普段のショーツ感覚で取り入れやすく、旅行や宿泊行事などに向けて準備するアイテムとして選ぶ方もいます。
初めての生理に向けて用意するだけでなく、「こんなものもあるんだね」と親子で知るきっかけとして取り入れる方もいます。
そして、選択肢を知ることは、子どもが自分で選ぶ力を育むことにもつながっていくのです。

一緒に選ぶことが、対話になる
生理について話そうと思うと、つい「ちゃんと説明しなきゃ」と身構えてしまいます。
でも、難しく考えなくても大丈夫。
ナプキンや吸水ショーツなどを並べながら、
「どれが気になる?」
「こういう形もあるんだね」
そんな一言から会話は始まります。
子どもがすぐに興味を示さなくても構いません。
一度見たこと、話したことが記憶に残っていれば、必要になったときに「そういえば聞いたことがある」と思い出せるかもしれません。
大切なのは、親子で話せる空気をつくっておくこと。
その積み重ねが、これから迎えるさまざまな変化の中で、小さな安心になっていきます。

完璧じゃなくても、正しくなくても、大丈夫
生理が始まってから慌てて伝えるより、まだ余裕のある今、一緒に選び、一緒に話した時間はきっと意味のあるものになります。
完璧な説明も、正しい答えも必要ありません。
「困ったら話していいんだよ」
そのメッセージとともに過ごした記憶が、子どもにとって長く続く安心につながっていくはずです。